ちゅらさん


あらすじ

連続テレビ小説・第64作。沖縄・小浜島の美しい自然の中で育ったヒロインが、命の尊さや家族の絆を胸に、のびのびと大らかに成長していく姿を描きます。


概要

沖縄と東京を舞台に、ヒロイン・古波蔵(上村)恵里(国仲涼子)の成長物語を中心に上村文也(小橋賢児)との恋の行方、両親や兄弟、祖母など恵里を見守る家族との強い絆、個性的な「一風館」の住人達や、看護師として働く職場の人々の人間模様を描いた群像劇。


国仲はヒロインオーディションで2,084人の応募者から選ばれ、2000年10月17日の記者会見で発表された。

連続テレビ小説では初の沖縄県出身者をヒロインとして起用しただけでなく、ガレッジセールのような沖縄出身・ゆかりの芸能人や平良とみのように沖縄を拠点として活動している芸能人も多数起用された。


2001年の地上波の初回放送時における平均視聴率は22.2%、最高視聴率は29.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)であった。また、視聴者からも評価されており、『連続テレビ小説』としては『おしん』に続き2作目となる、全話を収録した完全版VHS・DVDが発売された。日本国内における再放送については、2004年4月からBS2で全156話について実施されたのを皮切りに、LaLa TV(2005年4月および2006年4月から)、チャンネル銀河(2009年10月から)、NHKBSプレミアム(2013年9月30日から)およびBS12 トゥエルビ(2020年10月から)でも実施されている。


NHKがテレビ放送50周年を記念して2003年に行った「もう一度見たいあの番組リクエスト」の連続ドラマ部門で、第1位となった。また、朝日新聞2010年9月25日付のbeランキング「心に残る朝ドラヒロイン」アンケート結果において、ヒロインである国仲は第3位だった。


続編については、2003年3月31日から4月28日(3月31日は2本立て)まで総合テレビの「月曜ドラマシリーズ」として『ちゅらさん2』(全6話)が、2004年9月13日から10月11日まで『ちゅらさん3』(全5話)が放送された。これは、NHKのドラマの続編(2作目)としては『私の青空』(2000年放送の『私の青空2002』)以来2作目、続々編(3作目)の制作は史上初であった。さらに2007年1月には「土曜ドラマ」として『ちゅらさん4』(全2話)が放送され、朝ドラの続編制作の記録をさらに更新した。


副音声の解説は1作目の『ちゅらさん』のみであり、続編『ちゅらさん2』以降はステレオ放送のみ実施されている。


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